肌の保湿と乾燥肌
通常の健康な肌の角質層には、水分は約15パーセント含まれています。
この水分量が15パーセント以下になると乾燥肌になってしまいます。
角質層の角質細胞には、保湿のために働いているセラミド、皮脂、NMF(天延保湿因子)が
含まれています。
中でもセラミドは、保湿因子の中で一番重要な働きをしていて、角質細胞の水分が蒸発しない
ように閉じ込める役割をしています。
セラミドは新陳代謝と共に作り出されますが、年齢を重ねるごとに減少し続け、増えることは
ないので、年をとるごとに肌が乾燥する原因になっています。
乾燥肌から敏感肌に
乾燥肌になると角質のバリアー機能が低下するため、刺激に対して弱くなります。
その結果、敏感肌になり、紫外線からの刺激にも弱くなり、しみができやすくなるのです。
こうならないためにも、肌の保湿はとても重要になってきます。
保湿成分を補う
乾燥肌には化粧水をつければよい、という訳ではありません。
乾燥肌はセラミドなどの保湿成分が不足しているため、いくら水分を与えても十分には
潤わないのです。
そのため、セラミドが配合されている美容液をつけるようにしましょう。
インナードライ
最近では、表面は皮脂が多くテカテカしていても肌の奥は乾いている「インナードライ」という
症状があります。
これは、皮脂が多いのに水分が不足している状態。
皮脂にはセラミドのように保湿力はあまりないため、皮脂が多くても保湿をしないと乾燥して
しまうのです。
インナードライにならないように、皮脂が多い場合はノンオイル美容液をつけて保湿をしましょう。