女性ホルモンと肌の関係について
女性ホルモンは、思春期から分泌量が増加し、20代でピークを迎えます。
この女性ホルモンのおかげで女性は女性らしい体つきや、女性らしい肌に変化していきます。
この女性ホルモンの中の卵胞ホルモン(エストロゲン)には、女性らしい肌にするために
肌の水分量を調節したり、コラーゲンを増やす役割があります。
しかし、卵胞ホルモン(エストロゲン)は、30代後半に卵巣機能が衰えはじめると
分泌量が減少していき、40代後半になると半分以下の分泌量になってしまいます。
この間は急激にホルモンバランスが変化するため、肌のしみやしわ、たるみが増える
だけでなく、更年期障害を引き起こす原因にもなっています。
卵胞ホルモン(エストロゲン)の減少を防ぐには?
美肌を保つためには、卵胞ホルモン(エストロゲン)の減少を抑えることが必要ですが、
人間はホルモンの分泌量を調節することができません。
そのため、食事から肌の老化を防ぐことが重要です。
大豆に含まれるイソフラボンは、肌の老化を防ぐ効果があるので積極的に摂取しましょう。
緑黄色野菜や果物など抗酸化作用のある食べ物も効果があります。
また、更年期障害の治療法として、薬で卵胞ホルモン(エストロゲン)の減少による
ダメージを抑制する「HRT(ホルモン補充療法)」というものがあります。
しかしながら、副作用の可能性もあるため、婦人科で医師ときちんと相談してから
受けるようにしましょう。